2001人の狂宴


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あらすじ:H・G・ルイスの名作カルトホラー「2000人の狂人」をリメイク。南北戦争で全滅させられた村の住民が亡霊となり、旅人たちをおびき寄せては血祭りに上げていく。


 

この作品は南北戦争がテーマになっているため南北戦争を知らない人にはちょっと世界観が理解しにくい部分があると思います。

 

有色人種を差別する白人至上主義、北部人をヤンキー呼ばわり。自分達が素晴しいという考え方は南部特有です。

 

黒人のマルコムが「この村には黒人がいない」っていう発言をしますが、遺体をさばいているシェフが黒人です(笑)

 

黒人いるじゃん!!

 

キャスティングミスでしょうか?ところでなぜ黒人があんな差別を受けるかと言えば、農業中心のプランテーション経済の南部では黒人は労働力であり奴隷です。黒人は牛や馬と同じで市場で売買されていたようです。

 

アンダーソン以外の人間が北部とわかるとヤンキー呼ばわりにし、いけにえとして次々殺していきます。今ヤンキーと言えばアメリカ人全体のことを言うイメージですが、本当はニューヨーク近辺に住む都会的で裕福な白人のことをいうそうです。

 

昔、巨人軍にいたクロマティが野次で「ヤンキー、ゴーホーム」って言われた時、「生まれて初めてヤンキーって言われた」と驚いたそうですが、クロマティは黒人ですから言われた時はびっくりしたと思います。ちなみに南部の人間のことを「レッドネック」っていうそうです。またどうでもいい話してしまいました...。

 

いけにえとしての殺し方も実に様々です。馬で手足を引きちぎるシーンは懐かしの「カランバ」を思いました。その他にも酸を飲まされて体に穴が開いたり上から鐘を落とされてペシャンコになったり、体をプレスされて目が飛び出したり。でも、じっくり見せるやり方ではなくあっさり死んでしまいますので苦手な人でも耐えられるかと思います。

 

最後アンダーソンが村長の墓にツバを吐いたときに、「あっ、こいつも死ぬな」と思ったらやっぱり死にました。でも有刺鉄線じゃぁ転倒はしても死にはしないと思いますよ。

 

最後に村長が「目には目を歯には歯を」とハンムラビ法典のタリオの法を引用していますが、いかにも南部の福音派プロテスタントらしい言葉だなと思いました。

 

全体的に軽いノリのホラーで苦手な人でも見ることができる作品ではないでしょうか?

星3つ


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