インプリント ~ぼっけぇきょうてぇ~

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あらすじ:おそらく、日本の明治時代のとある地方。愛する小桃を探し求めて日本を放浪するアメリカ人文筆家クリス。ある時彼は、川の中の小さな浮島に建つ遊郭を訪ねる。彼はそこで、小桃を知る醜い素顔の女郎と出会う。

やがてクリスは、女郎の語るあまりにもおぞましい小桃の最期と、女郎自身の身の毛もよだつ悲惨な生い立ちを聞かされることになるのだった...。


「好きなことやっていいよ」

この言葉が命取り。本当に好き勝手やった三池監督、結果放送禁止になりました。なんのために撮ったんだか・・・。

奇形・拷問・堕胎・近親相姦など古き日本の悪しき風習をすべて詰め込んだこの作品。結果ものすごいえげつないです。

小桃の拷問シーンは特にえげつないです。責める女郎は原作者でもある変態女流作家「岩井志麻子」。

眉の薄いお歯黒のあの笑顔。

あれが一番「ぼっけぇきょうてぇ」です(笑)

「顔はおよし。体の目立たない所を責めるんだ」

まるで金八先生の三原じゅん子みたいなセリフです(古すぎ?)

最初は線香。爪の間に針。とどめは歯茎に針。岩井志麻子は楽しんでやってますね。

夢に出そうなこの映画。日本だけど日本じゃないそんな雰囲気です。みんなサイケな衣装で女郎はみんな髪が赤い。小桃はワキ毛も赤い。ですが工藤夕貴だけ髪が青だったり黒だったり。

よくある日本人から見たら違和感のある日本って感じではありません。てかそんな次元は突き抜けてますから(笑)

幻想的でジメッとした陰湿な感じが漂う日本っぽい国って感じです。字幕が岡山弁で世界観を保とうとしていますが、日本語字幕だから観ることができるのかもしれません。

これが岡山弁で英語字幕だったら恐ろしくて観ることが出来ないかもしれません。日本語バージョンも出来たら見たいような気もしますね。

このクリス、どこかで見た顔だと思ったら「アンタッチャブル」の白いスーツの殺し屋役の人ですね。最後ビルの屋上から突き落とされる憎たらしい殺し屋でした。この作品ではかわいそうな文筆家です。最後は女郎を殺した罪で刑務所で地獄を味合うはめになります。

ところで最後はどうなったんでしょう?クリスが撃ったのは現実なのか?夢なのか?死んだ女郎は誰なのか?

三池監督らしく次元があちこち飛ぶので理解するのが結構大変です。話している後ろに霊が映ったり、首吊った小桃がこっそり動いたり話に関係のない部分で余計な演出があるので気が散りますし、その演出が話しに関係ないんですよね。

真実はなんなのか?クリスが体験したことは現実なのか悪夢なのか?そんなこと考えていると夢に出てくるこの映画。

昼間観て不快感に背筋を凍らしその夜悪夢にうなされる。一度観て二度楽しめる傑作だと思います(笑)

星4つ


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