富江 re-birth
あらすじ:美大生の英雄が絵のモデルを殺害した。だが、彼女は男たちを惑わせ破滅へと導く美しき怪物・富江だった。英雄の犯行を隠蔽する為、富江の遺体を森の中に埋める親友の巧と俊一。ところがその翌日、英雄を元気づけるつもりでセッティングした合コンに死んだ筈の富江が現れ、発狂した英雄は自殺してしまう。
呪怨の清水監督が撮った富江がこの富江 re-birthですが、1作目と違いホラー要素とグロ要素がパワーアップしていてとてもホラーっぽく仕上がっています。清水監督の自論で恐怖と笑いは紙一重という理論で作品を作ってますが、呪怨ほどはじけておらず他人の原作の作品だとやっぱり控えめなのかなって感じがします。
恐怖と笑いは紙一重ですが、どちらかと言えば笑いに比重が傾いている気がします。あの富江の首が迫ってくるところや首が生えてくるところは完全に笑いですね。
今回の富江は菅野美穂バージョンとは違いすごく子供っぽいしゃべり方をします。酒井美紀が元々子供っぽい顔しているので余計幼く感じるのですが、しゃべり方は幼稚園児に近いのではないでしょうか。大人の感性を持った幼稚園児だとタチが悪いのは想像できるでしょう。それほど自分の感情に忠実に生きているという感じの女性になっています。
オープニングから富江が殺されるシーンから始まります。普通にサックリと殺されてしまい普通に生き返ります。この殺してしまう役が忍成修吾で出てきてから10分くらいですぐに死んでしまいます。忍成君がこんなチョイ役で出てるなんてビックリしました。そして天地人の妻夫木聡が出てます。まだ新人の域を出ませんが、イケメンぶりは相変わらずです。演技もまぁまぁではないでしょうか。やっぱりしっかりした役者を使っていると演技が気にならないんですね。この辺がどこぞのアイドルホラーと違うところです。
妻夫木聡、酒井美紀ときてとどめはエンクミです。遠藤久美子。懐かしいですね。この頃は人気絶頂だったころではないでしょうか。内田有紀と遠藤久美子はショートカットで人気だった女優の一人でしたね。特典映像の舞台挨拶でも一番声援があったのはエンクミでした。声がハスキーすぎて悲鳴がほとんど聞こえないのはご愛嬌ですが富江と対照的に大人しい女を演じていました。そして富江が乗り移った状態のあの富江っぽい動きをするのも見事でした。
こんな一流所を贅沢に使った作品ですがストーリーが薄っぺらいので生かしきれてないんですよね。富江は増殖するのはわかりましたが、最後は富江と接点の無かった妻夫木の妹にまで富江が乗り移りました。エンクミは富江の口紅を塗ったり富江と彼氏を取り合ったりしたので乗り移るチャンスはあったと思いますが、妹は接点がないのではないでしょうか。妹に乗り移るなら妻夫木の友人の母親に乗り移ってもいいのではないかと思ってしまいます。
富江と息子を取り合い醤油入りのコーヒーを飲ませたり、首絞めて殺してバラバラにしたり首を焼却炉で焼いたり富江にかなり感化されていたはずなんですがあっさり死んでしまいました。やっぱりおばさんには乗り移らないのでしょうか?永遠の18歳なので若い女の子に限るんでしょうかね。
そういえば富江って肉片や一滴の血からも再生できるはずなんです。ってことはあのバラバラにした富江も全て再生するはずです。そしてエンクミも富江になったので再生する。妹も富江になったので再生する。世の中富江だらけですね^_^;
エンクミと一緒に滝に飛び込んで事態の収拾を図った妻夫木も無駄死にってことですね。富江っていったい何人いるんでしょう?

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